美術館・博物館

ボストン美術館浮世絵名品展@山種美術館

三連休の中日、予定していたイベントが大震災と計画停電の影響で中止となり、一方で同じ理由で一時休館していた山種美術館の『ボストン美術館 浮世絵名品展』が再開されたので、そっちに行くことにした。 世の中が急激に自粛ムードとなってきているので、空…

星新一展

世田谷文学館で開催中の、『星新一展』を観に行く。 パンフレットには、特別協力者として最相葉月の名前もあり、実際、今回の展示は、もはや星新一の伝記として唯一無二の感ある、彼女の本に基づいて構成されているようであった。 最初のブースには、星新一…

高橋誠一郎コレクション

三井記念美術館で開催されていた、高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展「夢と追憶の江戸」。 慶応義塾創立150年記念事業の一環で、9月から開催、前期・中期・後期と3回に分け、全て入れ替え展示という強気の企画であるが、個人の浮世絵コレクションとして…

江戸東京博・「うるわしき大正新版画」展

社外勤務のついでに両国へ行き、江戸東京博物館の特別展「よみがえる浮世絵−うるわしき大正新版画」展を観る。 浮世絵好きといっても、自分の興味の対象は主に明治初期までの役者絵中心。とはいえ、同じ役者絵という分野でいけば、いわゆる大正期の新版画に…

太田記念美術館『名優たちの系譜 -幕末・明治の歌舞伎と現在-』

歌舞伎座へ行く前に、表参道。太田記念美術館でやってる『名優たちの系譜 -幕末・明治の歌舞伎と現在-』を鑑賞。 タイトル通り、幕末から明治の役者絵の展示。まさに自分にぴったりの企画で、時間が許せば、いつまでもずっと観ていたかった。 どの絵も保存状…

江戸博『写楽 幻の肉筆画』

江戸東京博物館で開催中の、マノス・コレクションによる、『写楽 幻の肉筆画展』へ。 遠く、ギリシャの博物館で写楽の肉筆画が見つかったということで、今も話題になっている展示会。 開館早々に行き、展示の順番を無視して、まずはその扇面図のところへ直行…

演博・三代目三津五郎展

快晴。サイクリング日和。 早稲田の演劇博物館へ。『三代目坂東三津五郎展』。 本人が実際に身につけていたと伝えられる衣装など、貴重な展示があって、とても楽しめた。さりげなく、南北直筆の台帳というのもあって、驚いた。 三津五郎関係の役者絵が多く見…

ボストン美術館浮世絵名品展

三連休の最終日、両国の江戸東京博物館で開催中の、「ボストン美術館浮世絵名品展」へ。 午前10時30分に入り、気がつくと午後2時30分。たっぷり4時間。さすがに疲れた。 最初に展示されていた、懐月堂度辰の「鷹の羽模様の衣裳の遊女」に、早くも釘付けに…

四大浮世絵師展

東京駅の大丸でやっていた、『四大浮世絵師展』へ。近所の大丸直営のスーパーでチラシを見て知る。そこに置いてあった割引券を使って700円。 浮世絵収集家で、国際浮世絵学会の常任理事である中右瑛氏の、個人コレクションの展示会。個人で写楽をはじめ、こ…

江戸博・北斎展

江戸東京博物館の開館15周年記念として開催していた、北斎の特別展。明日が最終日ということで、慌てて駆けつける。 夕方5時頃に着き、2時間程堪能。 今回は、当時長崎の出島に滞在していたオランダ人が、北斎らに注文して描かせ、ヨーロッパに持ち帰った…

神保町と文楽の水墨画

だんだん一杯になってきた書棚を整理、文庫本を中心に数十冊、青いビニール付紙袋に詰め込んで、自転車を漕ぐ。 いつも神保町に向かう途中で、たしかブックオフがあったはずだと思っていたのだが、今はもうなくなっているようで、結局神保町の古書店で買い取…

演博・中村歌右衛門展

早稲田の演劇博物館で開催中の、「六世中村歌右衛門展」へ。 今年のテーマは、京鹿子娘道成寺。 舞台のテープが流れる中、歌右衛門の道成寺に関する小道具や写真、ポスターなど展示。 割合に小じんまりとした企画展示だったが、中では、卵の殻の裏側に歌右衛…

昭和館・手塚治虫と玉音放送

国立を出て、もう雨もあがっていたので、徒歩で皇居沿いの公園の桜を眺めつつ、千鳥が淵を抜け、九段下へ。 桜はまだ五分咲きにもなっていなかった。午前中の雨のせいか、花びらが全て下を向いている。上空から落ちてくる雨だれの抵抗を最小限にしているわけ…

ギメ美術館所蔵 浮世絵名品展

太田記念美術館の「ギメ東洋美術館所蔵 浮世絵名品展」へ。今日が最終日。 実は昨日の土曜日にも一度赴いたのだが、午前11時ですでに90分待ちという状態になっていて、諦めて帰ったのであった。(表参道には開場時間より前に着いていたのだが、読みを誤り、…

「江戸の誘惑」ボストン美術館・肉筆浮世絵展

江戸東京博物館でやっている、ボストン美術館所蔵肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」にようやく赴く。隣の国技館が千秋楽ということも手伝ってか、結構な賑わいであった。 約70点の肉筆画を、3時間かけてじっくり堪能。 アメリカ人の医師が明治期に持ち帰った700点…

美空ひばりと昭和のあゆみ展

サイクリングの終点とした、江戸東京博物館で、展示されていた。常設展内にあり、結局600円を払って入場。 ここへは何度か足を運んでいるので、常設展は、大名屋敷の模型と江戸城松の廊下の模型をじっくり眺めるにとどめ、ひばり展へ。 展示会場は、以前、海…

プラド美術館展

なかなかタイミングが合わずに行けなかった、プラド美術館展へ、有給休暇を取って。 平日の午前中、しかも小雨も降っていたので、そんなに混んでいないだろうと思っていたが、上野公園内は、年配の人がぞろぞろと東京都美術館へ向かっていた。 入ってわかっ…

HOKUSAI 展

サックラー美術館の「HOKUSAI」展。 何と言っても今回の渡米目的である。既に「西瓜図」が来ていないことはわかっていたのだが、それでも、門外不出でここでしか観られない北斎の絵を目の前にできる喜びで、胸が膨らむ。 いきなり、「富士と笛吹童図」の掛軸…

早稲田演博「大阪歌舞伎展」

午後、早稲田。ついでに演劇博物館でやっている、「大阪歌舞伎展」を観る。 上方の役者絵をじっくり観るのは今回が初めて。三代目歌右衛門と、そのライバル初代嵐璃寛が中心。歌右衛門は国貞の絵などでもお馴染みだが、同じ役者でも上方ではそのタッチが異な…

会社休んだのに(1)北斎展へ

昼に起きて、モヤモヤしながらパソコンでネットを覗いていたら、今週末で「北斎展」が終わるということを知ってしまった。盛況でかなり混雑するという噂を聞いていたので、最後の土日に行くのはちょっと大変だと思い、急遽、これから行くことに決める。体調…

真鍋博展 

東京ステーションギャラリーの真鍋博展へ。自分にとっては星新一のカバーでおなじみ。他にも筒井康隆、福島正美、アシモフ、クラークなどの懐かしい本のカバーが色々あって、しばし、中高生時代の図書館や本屋に戻ったようなノスタルジーに耽る。会場では気…

演博・市川團十郎家代々

早稲田大学演劇博物館での、海老蔵襲名を記念しての成田屋に関する特別展(「市川團十郎家代々」)が今月で終わりだということだったので、思い切って自転車で行ってみた。午前中だったので、客は二、三人程度。五代目、七代目の書などが掛軸として展示され…

江戸東京博物館へ

江戸東京博物館へ行く。海老蔵の襲名を記念しての特別展示が目的。あまり大々的なものではなく、ほんの一部屋のスペースに展示物もわずかで期待外れ。中で発見だったのは、鳥居派が絵看板で助六を描く時は、鉢巻の結びを実際とは反対の左側にするのが家伝、…

国立科学博物館 スター・ウォーズ展

上野の国立科学博物館で『スター・ウォーズ展』。これ以上ないという晴天で、上野公園も結構な人出、展示会も混んでいた。「新たなる希望」から「クローンの攻撃」までの5作の模型や衣装などを展示。最初の3部作の方に多くの人が集まっていたのは、懐かし…

海老蔵襲名展示会

高島屋で海老蔵襲名記念展示会。新之助のインタビュービデオがあり、その中で勧進帳初演前日に裸で逃げ出したエピソードが面白かった。