美空ひばりと昭和のあゆみ展

サイクリングの終点とした、江戸東京博物館で、展示されていた。常設展内にあり、結局600円を払って入場。
ここへは何度か足を運んでいるので、常設展は、大名屋敷の模型と江戸城松の廊下の模型をじっくり眺めるにとどめ、ひばり展へ。
展示会場は、以前、海老蔵襲名時に特別展示を行っていたのと同じ場所で、それほど広くなく、展示物も、当時のレコードや映画のポスター、雑誌、パンフレットの類いで、目新しいものは殆どなかった。
あえて言えば、昭和半ばに大量制作された、ひばり映画の当時の勢いと、雑誌『平凡』や『明星』の企画(ひばりと岸恵子が水着で水芸を披露する写真なんかがあった。)、ひばりが出演していた金鳥のCMが放映されていたのが、印象に残る程度。
一通り観終わった後、一番上の階の図書室へ。(ここは無料。最初はここだけ寄る予定だったのだが。)
写楽の画集や、歌舞伎関連の美術本を眺める。大型本をじっくり鑑賞するには、図書館はやはりいいものだなあ。
ふと思いついて、長十郎脱退の頃の事情を調べようと、蔵書検索してみると、昭和42年の毎日年鑑があったので(というか、古い年鑑はこの一冊しかヒットしなかった。)、取り寄せてみたが、演劇の項目には前進座について全く触れられていなかった。
午後2時過ぎ、退館。外はかんかん照りで、近くで冷やしうどんを食べた後、早々に帰宅。