観劇

紀尾井ホール・長唄

江戸音楽の巨匠たち、第9回。長唄の三世杵屋正次郎。長唄を取り上げるのは、第五回に続いて、二回目。 竹内道敬氏の対談相手は、徳丸吉彦氏。 杵屋正次郎は、むしろ明治以降に活躍していたようだが、江戸音楽を考える上では欠かすことはできないらしい。九…

紀尾井ホール・宮薗節

紀尾井ホールでの「江戸音楽の巨匠たち」、第八回。取り上げたのは、宮薗節の宮薗鸞鳳軒。 竹内・渡辺コンビのラスト回でもある。 今回の二人の対談は、なかなかスリリングな展開。それは、竹内先生の脱線的な話を渡辺先生が制限時間内に抑えられるかという…

紀尾井ホール・清元

今年四回目の紀尾井ホールでの『江戸音楽の巨匠たち』だが、今年度としては最初。そして今シーズンが全9回の最後の3回企画。 今日は清元で、初代清元延寿太夫をフューチャー。 いつものように、最初は竹内道敬氏の対談コーナー。今日は渡辺保氏が相手。相…

巣林舎『平家女護島』

昨日、会社帰りに新宿紀伊国屋ホールで、巣林舎の『平家女護島』を観る。 鳥越文蔵氏が企画・監修で、氏の近松戯曲研究成果を、鈴木正光氏が現代に生かした形で新たに演出、舞台化。今回が7回目となる定評あるものだが、自分は初鑑賞。(紀伊国屋ホール自体…

赤坂ACTシアター『RENT』

『RENT』の日本公演。 別段、来日の度に繰り返し劇場に通う程のレントヘッズではないのだが、オリジナル・キャストのアンソニー・ラップとアダム・パスカルが出演すると知ってしまった以上は、駆けつけずにはいられなかった。色々考えていた夏休みの予定も棚…

シアター・コクーン『桜姫』

今月、来月と『桜姫』を現代劇と歌舞伎で演じるという、串田・勘三郎のコクーン企画。 今月の現代劇版は、脚本が長塚圭史、桜姫を大竹しのぶが演じるということで、話題も集め、期待して足を運んだのだが、帰りの足取りは極めて重かった。 パンフレットを買…

新宿で芝居

会社帰り、新宿で芝居を観る。前回にも行った場所。 メタ芝居のシュールなコメディ。 行く前に、近くのドンキホーテに入ってみる。韓国語が飛び交い、ちょっと怖かった。 終演後は歌舞伎町で熊本のラーメン。なかなかうまかった。 タクシーを拾って帰宅。 何…

紀尾井ホール、新内節

今年度最後の「江戸音楽の巨匠たち」。今回は新内節で、鶴賀若狭掾と富士松魯中をフューチャー。 新内はあまり馴染みがないと思っていたが、「蘭蝶」などは、鶴賀若狭掾が書いたものだという。今日の舞台では、同じく若狭掾が作った「明烏」の雪責めが出たが…

紀尾井ホール・長唄

今年度2回目の『江戸音楽の巨匠たち』。 今日のテーマは長唄。富士田吉治と四世杵屋六三郎を取り上げる。 対談は、竹内道敬と、徳丸吉彦。竹内先生、前回の反省からか、今日は時間管理が割合しっかりしていた。 18世紀半ばに活躍した富士田吉治が作った曲は…

紀尾井ホール・豊後節

紀尾井ホールの『江戸音楽の巨匠たち』シリーズ。今年度の初回は、宮古路豊後掾(豊後節)がテーマ。 対談は竹内道敬と渡辺保の黄金コンビ(?)。 竹内先生によると、宮古路豊後掾についてはほとんど記録が残っておらず、生没年も不明だという。(対談中、…

新宿の芝居

朝プール、洗濯、クリーニング。 夕方、新宿へ行き、小劇団の自主公演を観る。 普段、歌舞伎や文楽ばかりで、現代劇を観るのは、かなり久しぶり。 小さなホールで、手作り感たっぷりなのも、新鮮だった。 客が一杯でも7、80人の空間は、役者と観客の関係も…

『わが魂は輝く水なり 源平北越流誌』

渋谷のシアター・コクーンで、清水邦夫作、蜷川幸雄演出の『わが魂は輝く水なり』。会社帰りの午後七時の回。 普段は、歌舞伎や文楽で手一杯で、現代劇は殆ど観に行かないのだが、尾上菊之助に加え、坂東亀三郎が出演するとあって、少し興味がわき、ネットで…

紀尾井ホール・河東節

紀尾井ホールでの、「江戸音楽の巨匠たち」シリーズ、第三回目は、「河東節」。 一回目と同じく、対談は、竹内道敬と渡辺保。早くに完売されていたはずだが、実際には空席もチラホラ。 冒頭、『海老』という曲で始まる。 そもそも海老は親に似て、幼少よりも…

一中節

紀尾井小ホールで、『江戸音楽の巨匠たち〜その人生と名曲』第二弾。 今回は「一中節」。竹内道敬氏との対談相手は、徳丸吉彦氏。徳丸氏は、お茶の水博士のような髪形に、和田勉の風貌。一度見たらなかなか忘れ難い印象。会場は、満員の前回とは異なり、空席…

『江戸音楽の巨匠たち』

紀尾井小ホールで、『江戸音楽の巨匠たち〜その人生と名曲』。 3回シリーズで今回がその第1回。たまたまネットでこの公演を知り、特に竹内道敬と渡辺保の対談に惹かれて購入。 今回のテーマは「義太夫節」。ということで、綱大夫、清二郎による『国性爺合…

ミュージカル『RENT』

新宿の厚生年金会館で、ブロードウェイミュージカル『RENT』を観る。午後2時のマチネー。もちろん、会社は有給休暇。 今年になって、思いがけなく映画という形で『RENT』に再会して以降、自分なりに相当RENTheads化。 すでに映画は劇場で4回、DVDも購入後…

海老蔵の『信長』

会社帰り、新橋演舞場で、『信長』。午後6時30分開演。前日チケットWeb松竹で購入し、当日、劇場備付の発券機で受け取る。便利になったなあ。こういう時間帯で、チケットも入手しやすければ、サラリーマンでももっと通えると思うのだが。 芝居の方は、可も…

マツケン・ショック

マツケンの衝撃から、はや3日。いまだに、脳裏に上様が離れない。サンバのリズムが響き続けている。 おかげで仕事も上の空だ。 会社で「マネージャー研修」というものがあり、略して「マネ研」と言っているのだが、つい、「マツ研」と読み替えたり、あるい…

松平健の衝撃

新宿コマの「松平健 錦秋公演」へ。新聞の広告で、「暴れん坊将軍」をミュージカル仕立てでやるということを知り、マツケンサンバの話題に加え、衝動的に観たくなった。(Mさん、ありとうございました。)・・・。凄い。凄い。今まで自分は歌舞伎や文楽ばか…

新橋演舞場「西太后」

新橋演舞場『西太后』。予想していたより面白かった。西太后の物語だが、藤間紫の物語のようでもあった。見事な存在感。客は七分の入りでちと寂しい。

明治座・「伝統芸能の若き獅子たち2」

午後6時30分より、明治座で『伝統芸能の若き獅子たち2』を観る。小松左京原作の狂言『狐と宇宙人』が面白かったが、これは狂言というより、狂言のパロディのような感じ。ピンクレディのUFOまで飛び出す珍品。能『空海』は、後半、和太鼓が出てくる頃から面…