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10月国立劇場

国立劇場。猿之助の『競伊勢物語』。いつもの猿之助歌舞伎。「春日村」の東蔵、笑三郎がよかった。右近の役者振りが上がったように感じた。巨大な骸骨に驚く。

住大夫の講演会へ

住大夫の講演会。神保町の学士会館にて。以下、住大夫の話で印象に残ったもの。 文楽の世界は、誰に教えてもらってもいい。師匠、師弟に縛られない。伝統芸能の世界では珍しいこと。 今は正式な相三味線でやっている人は誰もいない。人数も少ないので、色々…

大相撲九月場所ドキュメント

両国国技館へ。大相撲九月場所。朝9時、窓口で椅子A席を購入。8200円。入場の際、高見盛のクリアファイルをもらう。席は、正面3列24番。何と天覧席のすぐ近く。9時15分から取組開始。審判席の大受(朝日山親方)の頭の形がさらに先鋭化していた。朝から来る客…

国立劇場文楽『義経千本桜』通し

文楽。『義経千本桜』の通し。一部は、結構義経が活躍する。決してただの狂言廻しではなく、まさに彼が主役であるということが、わかった。二部、「すしや」住大夫は普通だったが、咲大夫がひどかった。権太のくどきも両親の嘆きも同じ調子で語っている。声…

9月歌舞伎座夜の部

歌舞伎座夜の部。『俊寛』。吉右衛門、富十郎、芝翫と揃い充実。特に芝翫の丹左衛門は錦絵のような美しさ。富十郎の瀬尾は台詞のうまさ。この二人のおかげで、これまで観てきた中ではベストとなった。吉右衛門の最後の虚無の表情も良い。下座の浪太鼓がうる…

9月歌舞伎座昼の部

歌舞伎座昼の部。久し振りの当日券。強烈な睡魔が最後まで続き、まともな観劇とはならなかった。『毛谷村』、梅玉のニンではない。吉右衛門の河内山もあまり印象に残っていない。渡辺保が来ていた。 松竹サイト

勘九郎の錦絵

歌舞伎座の売店で役者絵の版画を売っていた。勘九郎のお祭り。関岡裕介という人が彫っているもの。3万円もしたが、急遽外に現金をおろしに行って、買ってしまった。売っていたのは、「剣持」というポチ袋を作っている店の職人であった。勘九郎の絵自体は、光…

8月歌舞伎座 一部

歌舞伎座第一部。『義賢最後』と踊り三題。寝不足もあって、自分の中では何も盛り上がらずに終わってしまった感じ。七之助の女形に古典味が見えてきた。福助の踊りが美しかった。孝太郎は石持姿が良く似合う。以上。 松竹サイト

8月歌舞伎座 二部

夜更かししたため、起床は午前10時。洗濯して、大リーグなどを観ているうちに、あっという間に午後1時過ぎとなり、クリーニングに行った後、歌舞伎座第二部へ。 『牡丹灯籠』は、去年も違う脚本・演出でやったものだが、もはや殆ど覚えていないので、その比…

勘九郎の『鼠小僧』

歌舞伎座、第三部へ。話題の野田版鼠小僧。歌舞伎座で歌舞伎役者が演じる野田演劇。前回の「研辰」にも通じるテーマは面白い。駄洒落が多すぎる。七之助がなかなか素敵だった。扇雀もこういう芝居が板についてきた。最後はカーテンコール付き。隣の女性の熱…

明治座・「伝統芸能の若き獅子たち2」

午後6時30分より、明治座で『伝統芸能の若き獅子たち2』を観る。小松左京原作の狂言『狐と宇宙人』が面白かったが、これは狂言というより、狂言のパロディのような感じ。ピンクレディのUFOまで飛び出す珍品。能『空海』は、後半、和太鼓が出てくる頃から面…

『トゥルー・クライム』

三連休の最終日。午前中イーストウッドの『トゥルー・クライム』をDVD鑑賞。冤罪を人種問題と絡めて描いた佳作。 トゥルー・クライム 特別版posted with amazlet on 06.02.22ワーナー・ホーム・ビデオ (2000/05/12)Amazon.co.jp で詳細を見る

七月歌舞伎座夜の部

歌舞伎座夜の部。『東海道四谷怪談』。率直に面白かった。スーパー歌舞伎よりずっといい。久し振りの猿之助のヒット。 猿之助の出ない場でも、きちんと観せるのも良かった。石川耕士の演出も良かったし、猿之助軍団も成長したということだろう。 松竹サイト

国立・鑑賞教室

国立劇場歌舞伎鑑賞教室へ。『卅三間堂棟由来』。歌舞伎としては初見。こういうおとぎ話の雰囲気に、魁春、信二郎はよく合っている。歌江の母親と子役を含め、いい家族構成であった。 今日の国立は、親子で観る歌舞伎教室という企画のようで、子供らが沢山い…

七月歌舞伎座昼の部

歌舞伎座昼の部。恒例猿之助歌舞伎。『檜垣』が意外と面白かった。亀治郎の小町も品が良い。『加賀鳶』はつまらない。木戸前、黙阿弥の台詞をあんなに早く喋るとは。ただ、道玄はまずまずで、東蔵のお兼とのコンビは面白かった。客席に空席が目立った。 松竹…

コクーン歌舞伎「夏祭」

コクーン歌舞伎。久しぶりに渋谷へ行く。前売りは完売とのことで、当日券を求め早めに行ったつもりであったが、午前10時前にはすでに長蛇の列であった。ちょうど自分の前で補助席は埋まってしまい、立ち見での観劇となった。実は、チケット前売り開始直後に…

六月国立・歌舞伎鑑賞教室

国立劇場歌舞伎鑑賞教室。源氏店。梅玉の与三郎、時蔵のお富。梅玉、悪くはないが、時折覗かせる優男の雰囲気はやはり仁左衛門より劣る。時蔵は、見染めはたいしたことないが、源氏店の風呂上がりの姿は、堂々としたところが良い。吉弥の蝙蝠安は、面白いキ…

ホームページ再々挑戦

Dreamweaverを使って、三度目のホームページ作成に挑戦している。試行錯誤でここまできたが、相変わらずの四苦八苦。いつまで続くことやら。

6月歌舞伎座・夜の部

歌舞伎座夜の部。確かに博多座もよかったが、歌舞伎座のこの雰囲気に触れると、心が落ち着く。鈴が森は、染五郎の権八がニンであった。幸四郎の幡随院長兵衛は、名乗りで五代目幸四郎や八代目のことを言うのがうれしい。新藤茂の講義で見た鼻高幸四郎の錦絵…

6月博多座・昼の部

会社の制度説明会などで、九州出張。そのまま福岡から帰る予定であったが、博多座で歌舞伎をやっていることを知り、昨日はそのまま博多で宿泊。本日、予定外の歌舞伎鑑賞となった。 その、博多座昼の部。八犬伝は一通り。眼目は七段目。菊之助のおかる。新橋…

大雨の休日

大雨の中、昼に床屋、その足で八丁堀、続いて会社に行き資料作成。そして築地公民館で渡辺保の五代目松本幸四郎についての講演を聴く。帰りに飲み屋のママに偶然会う。

5月歌舞伎座・夜 團十郎の暫

歌舞伎座夜の部。 『暫』。團十郎の暫をついに観る。歌舞伎ファンになってからの念願だった。ほぼ花道七三の手前で、鎌倉権五郎を見上げるようにして。残念なことに團十郎は風邪で喉をやられたらしく、揚幕奥からの「しーばーらーくー」が妙に低い声で、しか…