大相撲九月場所ドキュメント

両国国技館へ。大相撲九月場所。朝9時、窓口で椅子A席を購入。8200円。入場の際、高見盛のクリアファイルをもらう。席は、正面3列24番。何と天覧席のすぐ近く。9時15分から取組開始。審判席の大受(朝日山親方)の頭の形がさらに先鋭化していた。朝から来る客はまばらで、序の口の数番を観てから、観内をうろうろ。相撲博物館で、錦絵などを観る。一旦外へ出、安田記念公園を散策した後、マンションへ戻り、クリーニングを出してから、パソコンを持ち出して、再び両国へ。再入場は南門から入ることになっており、出る時に右手の甲に押された判の痕を、光にあてて確認する作業を経て、再入場。午後1時、観客も少しずつ増えてきたが、まだ1割程度。取組はまだ三段目。おそらく十両が始まる午後3時頃から賑わってくるのだろう。周囲もまだ誰もいないし、ここでしばらくパソコン作業をするつもり。
三段目まで来ると、序の口に比べて、ずいぶん相撲らしくなってきた。と、今の取組で物言いがついて、取り直し。客から拍手。元逆鉾の井筒親方が説明。
眠くなったので、うたた寝
午後3時。予定より15分程遅れて十両入場。ようやく観内盛り上がってくるが、まだ半分以下の入り。隣の席にじいさん団体客。椅子席なのに相撲茶屋の案内。いきなりビールなどを注文しだす。パソコンも打ちにくくなってきた。
さすがに十両ともなると、行司の声もきびきびし、会場もざわざわと賑やかで、それらしい雰囲気になってきた。しかし、隣のじいさんたちのビールとつまみの匂いに閉口。田舎の鈍行列車の様相を呈してきた。
十両だと思って観ていたら、幕下の取組が続いていた。幕下最後の一番は、豪快な二枚蹴りで会場が盛り上がった。
十両の取組も始まり、右隣の客も来たので、この辺でパソコンは終了しよう。午後3 時25分。
ここからは帰宅後に記述。幕内入場、横綱朝青龍土俵入り、中入り取組と淡々と、それほどの盛り上がりもなく進んだ。一番歓声の高かったのは、平幕の高見盛旭天鵬に押し込まれたが、逆転勝ちで拍手喝采
それにしても隣のじじいはひどかった。朝青龍に対し、わざと「旭鷲山」と連呼。品のないことこの上なし。こいつのおかげで、楽しさも半減となった。
さらに、あまりの人の少なさにも驚いた。結びの一番の時点でも、1階の桟敷席は7割程度、2階の椅子席は、5割入っているかどうか。こんなにも人気がなくなっているとは。確かに一番人気が平幕で、それほど強くない力士では、かつての連日満員御礼の再来は望むべくもない。
個人的には家からも近く、気楽に行けることがわかって収穫であったが、さて、次も行くかはわからないな。