六月国立・歌舞伎鑑賞教室

国立劇場歌舞伎鑑賞教室。源氏店梅玉の与三郎、時蔵のお富。梅玉、悪くはないが、時折覗かせる優男の雰囲気はやはり仁左衛門より劣る。時蔵は、見染めはたいしたことないが、源氏店の風呂上がりの姿は、堂々としたところが良い。吉弥の蝙蝠安は、面白いキャスティングと期待したが、今ひとつ間が悪く、受けなかった。やはり上方ものとは勝手が違うといったところか。前半の解説は、宗之助。今日の中高生は、反応も良く、好感が持てた。初めて国立の3階席での観劇。思った以上に花道も良く見え、視界だけは、博多座と遜色はなかった。