国立劇場文楽『義経千本桜』通し

文楽義経千本桜』の通し。一部は、結構義経が活躍する。決してただの狂言廻しではなく、まさに彼が主役であるということが、わかった。二部、「すしや」住大夫は普通だったが、咲大夫がひどかった。権太のくどきも両親の嘆きも同じ調子で語っている。声がでかければいいってもんではない。四の切の綱大夫は安定。文吾の忠信が宙乗りまでして頑張っていた。