『温泉女医』

kenboutei2010-10-04

再び神保町シアターの若尾特集。タイトルに惹かれて足を運ぶ。
『温泉女医』。どんな女医なんだ。大映の「温泉シリーズ」第5作目とかで、当時は「温泉」という言葉に、何を想像していたのだろう。
場末の温泉宿に赴任してくる新人の女医が若尾文子
菅井一郎、中村鴈治郎飯田蝶子らが、明るく活躍するのが楽しい。
貧しさと明るさが同居するアジアン・テイストが、郷愁を誘う。
医者である菅井一郎の息子で、後を継ごうとせずに勘当されているものの、実は父親思いで、最後は若尾文子と結ばれる好青年に丸井太郎。(まるで漫画のキャラクター。)
残念ながら、若尾文子の入浴場面はない。(だから、「温泉」に何を期待しているのだ。)
温泉芸者の半玉、姿美千子が可愛い。
画質悪し。