人間ドック2010

恒例の人間ドック。もっと早めに受けようと思うのだが、いつも年度末になってしまうなあ。
去年に比べて、体重は微減。ここ数日の食事調整の成果(といっても、ほんとにわずかだが。)。
午後の診断では、相変わらず脂肪肝やアルコール関連の数値の高さを指摘されたが、胃や腸の問題はないとのこと。
最近は、間接痛や膝のむくみ、突発的な喘息症状など、明らかに老化を自覚せざるを得ない現象を体感しているだけに、「異常なし」という診断を受けると、実にリアルに安堵する。(この反応もまた、老化現象の一つであろうが。)
とはいえ、相変わらずメタボであることも、数字は厳然と示しているのであった。
終了後、近所を散歩。
初めて有栖川宮記念公園へ。この辺は大使館も多く、外国人がよく歩いており、公園内にも外国の子供たちが、やたらと駆けずり回っていた。タップダンスの練習をする男の人や、太鼓を膝に挟んで叩く若者、子供を遊ばせながら談笑する主婦の集まりなど、久しぶりに晴れた陽気の下で、平日の午後の穏やかな時間の流れを感じる。普段仕事をしていると、ほとんど味わうことのない、時間と空間である。
中程度の大きさの池には、鴨がのんびりと泳いだり、羽を休めていた。紅白の梅の木も綺麗。落ちていた紅い花弁を拾う。まだほんのりと良い匂いがした。
公園内には都立の図書館があり、入ってみる。かなり大きいが、新刊書主体の一般図書を棚から取り出し借りるような普通の図書館とは違い、まずはパソコンで蔵書を調べ、目的のものを取り寄せてもらう、書籍検索センターみたいなところだった。学生や研究者向きの図書館のようだ。
しばらくうろうろしてから、帰路に着く。
途中、神保町へ寄る。
古本屋で本を購入。

串田戯場―歌舞伎を演出する

串田戯場―歌舞伎を演出する

映画と谷崎

映画と谷崎

ともに1,000円。
本当は先週目をつけていた別の本を買おうとしていたのだが、既に売れてしまったようで、買いそびれた。(↓)
成瀬巳喜男の世界へ リュミエール叢書36

成瀬巳喜男の世界へ リュミエール叢書36

やはり、本は一期一会。見つけた時に買うのが鉄則であったと、改めて反省。
映画を観た後、近所の新しい喫茶店
珍しいトルコライスを注文。炒め飯にトンカツ、スパゲッティの盛り合わせのボリュームにたじろいだが、人間ドックに備え朝食抜きだったせいか、何とか完食できた。(減量はどうなったんだ?)