『ナチョ・リブレ 覆面の神様』

kenboutei2008-04-20

往年のプロレスファンとしては、公開時に見逃していたので、楽しみにしていたのだが、正直、期待外れ。
メキシコに牧師のプロレスラーがいたという事実をヒントに映画化したとのことだが、そのモデルはおそらくフライ・トルメンタだろう。(最初はエル・サントかと思ったが、ググったら違った。)
ストーリーは極めて平凡、なんのひねりもなく、予想される展開が、予想通り進むだけであった。
せめて、本場のルチャ・リブレの怪しげな雰囲気を描いてくれたらよかったのだが。ジャック・ブラックも、もう少しレスラーとしての演技力が欲しかった。メヒコの青い空だけが印象に残る。
ヒロインのシスターが、ペネロペ・クルスに似ていた。
特典映像の充実は、今のハリウッド映画の商売上の基本なのだろう。最初からDVD化を意識した撮影現場のスナップショットを見るにつけ、編集でカットした映像を含めて、付録をつければ良いだろうという、本編軽視の安易な製作姿勢を感じてしまった。

ナチョ・リブレ 覆面の神様 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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