『ターミナル』
スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の『ターミナル』。
米国の入国審査を受けている時に、母国でクーデターが発生し、ビザが失効、入国も帰国もできなくなり、空港に留まらざるを得なくなった男を描く、コメディ。
謎のクラコウジア人を演じる、トム・ハンクスの芸一つで見せる映画なのだが、時間が経つにつれ、英語も理解し、どんどん人の良いアメリカ人っぽくなっていく分、面白さも減退していく。
個人的には、入国審査官の黒人女性がトレッキーで、バルカンサインまで見せてくれるところが一番面白かったのだが、このギャグが普通に通じるアメリカに比べて、日本での公開時には、ほとんど無視されたのだろうなあ。
トム・ハンクスと空港内で恋に陥るキャスリン・ゼタ=ジョーンズは、ゴージャスな雰囲気から一変した普通のOL風だったので、観終わって配役を確認するまで気がつかなかったが、こういう地味な格好の方が、かえって魅力的であると思った。
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- 発売日: 2008/10/17
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