『パパにはヒ・ミ・ツ』

NHK教育テレビでの『俳優祭』（『白雪姫』も面白かったが、最初の地方の子供達による長唄『勧進帳』が興味深かった。）を観終わった後、そのままテレビをつけっぱなしにしていたら、『パパにはヒ・ミ・ツ』というアメリカのシット・コム番組が始まった。何気に観ていたら案外面白く、一話終わったらまたすぐ次の話が始まり、なかなかやめられず、何と８話連続の一挙放映、観終わったのは午前４時近くであった。
父親がティーン・エイジの娘二人と息子に手を焼くというファミリー・コメディだが、長女のブリジットがなかなか可愛い。16歳でパーティやデートのことばかり考え、父親をやり込めたりやり込められたり。派手な格好で奔放、観ている方もハラハラするが、次女のケリーも含め、どんなに我が儘な事をしても、親が「部屋に行ってなさい」とか「今日は外出禁止」とひとたび厳命すると、文句を言いつつも素直に従うところが、伝統的なアメリカの家族像を守っている。その辺りの安心感も好ましい。
時々、いつも喧嘩している姉妹と父親の間で、更に火に油を注ぐような行動をする末っ子のロリーは、『ソープ』でいえば、人形ボブ（とチャック）の役割。
第二シーズンまで、集中的に放映するそうだが、録画して全部観ようかな。

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