四月歌舞伎座第三部再び 『助六』のみ

kenboutei2010-04-14

とある事情でチケットを入手、会社帰りに第三部を観る。午後6時20分開演だが、『実録先代萩』をまた観る気にはなれず、松屋のレストランでそばなど食べ時間をつぶし、午後7時過ぎに歌舞伎座へ入り、2階ロビーのソファで、『助六』まで待つ。ロビーには上演中の舞台の声が流されている。これが楽屋にも流れているのか。
午後7時45分、『助六』が始まる。
團十郎は、前回観た時より、甲の声がさらに上がった感じ。全体的には八分の力。
玉三郎、花道はさらに酔いが強くなった模様。舞台での啖呵が気持ち良い。
前に観た時はあまり触れなかったが、左團次の意休が、かなり素晴らしい。顔の立派さ、衣装の立派さに台詞も立派となり、ほぼ完成の域に達していると思った。
菊五郎も自在。
勘三郎の台詞は、前回とだいたい同じ。先代勘三郎については言及せず。寺島しのぶに関する一句は、今回はうまく言えた。
海老蔵の口上は、前回以上にゆっくりと話していた。
まあ、何度観ても、『助六』は飽きないということです。