半分帰省(2)

朝、妹宅で起床。
三人を学校へ送り出す母親は忙しい。何度もどなっている。
上の姪っ子などは、朝食を食べ終わって、そのまま椅子に座って居眠りしている。聞くと、昨夜寝たのは午前1時だという。
昼になり、掃除、洗濯を済ませた妹と、外出。
駅前のショッピングセンター内の食堂で、豚丼を食べる。タレが思った以上にしょっぱかった。
妹から、家族・親族の近況を聞くが、聞けば聞く程、自分が異邦人となっていることを認識するだけであった。
そのまま駅で別れ、札幌へ。
駅内のツインクルプラザで、一泊できるホテルを頼んだが、すでに満室。そのまま、歩いてすすきの近くに新しくできていた、カプセルホテルにチェックイン。カプセルといっても、一室独立している小部屋で、ロッカーや机もあり、全然狭くない。ドアがなく、カーテンで仕切られているのを除けば、ビジネスホテル並みと言っても良い。
一旦外出。すすきので夕食。「これぞ知床」という店に飛び込みで入る。狭くて入りにくい玄関。靴を脱いで上がる。非常に密室性の高い店で、カウンターにも店員はおらず、ブザーで呼ばなければならない、隠れ家的作り。味は普通かな。近くはキャバクラばかりなので、おそらくは店外用の仕様なのだろう。
ホテルに戻ってからは、大浴場とサウナでのんびり。あかすり、足裏マッサージも頼む。カプセルホテルでの、プチ・リゾート気分。
ホテル代は4,000円足らずだったが、いろいろなオプションで1万円近く使っていた。