仕事初め

今年初出勤。徒歩で東銀座まで。
仕事初めの風景もすっかり変わり、バブル崩壊以前は普通に見られた晴着の女性などは、もういない。
普通に仕事をするが、当然休み惚けで、何も手につかない。
社内で回覧される、『選択』という雑誌をパラパラと眺めていると、松竹の永山会長逝去の記事が出ていた。
永山会長の功罪を論じたものであったが、襲名興行を連発して歌舞伎人気を煽ったという表面的な指摘以外に、いくつか知らなかった事もあった。

  • 先代幸四郎東宝に移った時の、幸四郎の担当が永山会長で、当時、大谷会長に激しく叱責された。
  • 團十郎勘三郎等の年収は億単位。その他に、奥さんに毎月数十万円の手当を支給している。
  • 最近になって、国立劇場側に、松竹が抱えている役者の給与の一部肩代わりを求めた。国立劇場側は断ったが、その代わり、歌舞伎公演の時の筋書に、「協力・松竹株式会社」と入れることを飲まされた。(調べると、平成14年10月公演、仁左衛門の「亀山の仇討」から、そのような記載になっている。)

歌舞伎と無縁と思われたビジネス誌も、意外な事実を教えてくれる。