年末年始の特番

400ギガHD内蔵DVDレコーダー(RD-XD91)のおかげで、年末年始の特番は、自分の時間の都合に合わせて効率よく観れた。(こういうレコーダーの登場は、間違いなくテレビの視聴スタイルを変える。音楽におけるiPodと同じだ。)
紅白も格闘技もそれなりに楽しめたが、他に面白かったのは、以下の通り。

  • 『ジョンレノン・スーパーライブ2005』(BS朝日 去年10月の武道館での日本人ミュージシャンによるライブ。忌野清志郎による、『マザー』と『イマジン』が感動的だった。他の出演者のは、単にジョンの歌のコピーに過ぎなかったが、清志郎は、この2曲を日本語に置き換えて歌った。その訳し方が、清志郎らしくて素敵。彼だけが、まさにジョンのスピリッツを表現し得ていたと思う。他に、オノ・ヨーコの歌もあって、相変わらずアバンギャルド(←死語?)な絶叫をやっており、観客も引き気味の反応だったのが面白かった。(さすがに番組でもほんの少ししか流されなかった。)
  • 二葉百合子 芸道70年!』(NHKBS2) 『岸壁の母』も懐かしかったが、何と言っても、三波春夫と二人での浪曲デュエット『一本刀土俵入り』が最高だった。これは平成11年のNHK「二人のビックショー」の映像だが、間違いなく永久保存の芸。こういう名人芸を、もっと早く知っておくべきだったなあ。
  • 『その河をこえて、五月』(NHK教育 演劇中継の再放送。歌舞伎のチラシを整理しながら、何気なく観ていたのだが、だんだん面白くなり、深夜だったので、途中から録画しておいて、翌日最後まで観た。日韓合作のストレート・プレイ。普段は歌舞伎や文楽以外の芝居はまず観ないのだが、素直に良い作品だったと思う。韓国の老婦人役が見事。

もちろん歌舞伎関連の放送も録画しているが、まあ、これは後でじっくり楽しむつもり。(いつになることやら)