新・歌舞伎会の商法

以前、歌舞伎会の特別会員やゴールド会員となるための観劇回数の数え方について、文句を書いたが(歌舞伎会の商法)、先日届いた歌舞伎会の会誌「ほうおう」によると、来年度からは、昼の部・夜の部それぞれ別の公演としてカウントする方法に改めることにしたそうだ。そのかわり、ゴールド会員の必要観劇回数は、15公演から28公演に引き上げられた。つまり、歌舞伎座での歌舞伎を毎月全部観た上で、松竹の他の芝居を最低3公演観なければならないという設定は同じである。(歌舞伎座の8月は来年も三部制ということですね。)
わかりやすさからいけば、こっちの方がわかりやすい。多分、自分以外にも大勢の人が文句言っていたのだろうな。
更に松竹は、ネットでのチケット予約システムも本格的に導入。歌舞伎会会員の先行予約にも対応するみたいなので、先ほど、さっそく登録した。電話予約のあのつながりにくさが、ネットでどれだけ解消されるのか、半信半疑ではあるが、基本的に24時間対応であるのと、時々不愉快になる電話応対の女性(窓口もそうだ)から解放されるだけでも、意義はあるかな。
ネット予約は来年正月の公演から開始するそうだが、その月の歌舞伎座の演目と座組がほとんど食指を動かされないようなものになっているのは、初期の混乱を避けるためにわざと仕組んだことなのだろうか。(團菊親子の揃う演舞場の方に予約が殺到しそうだ。)