コーちゃん

NHK衛星でやっていた越路吹雪の特集を観る。
これまでは断片的なショットやモノマネでやっているもの程度しか知らなかったが、今回、じっくりとそのパフォーマンスを堪能できた。やっぱり凄いね、「日本で最初に大人のエンターテイメントを実現した」と言われていたことも頷ける。子供の頃、テレビでちょっと紹介されているのを観た時は、その容姿がグロテスクにさえ思ったものだったが(そこが美空ひばりの印象と異なる)、今観てようやく良さがわかるようになった。
「ろくでなし」や「ラストダンスは私に」、「愛の讃歌」などの名曲も心に響く。何よりも、きちんと日本語に消化して唄っているのがえらい。昔の日本のショービジネスも結構凄かったんだなと思った。
一番印象に残ったのは、紅白歌合戦での「イカルスの星」。凄い迫力だった。この映像では、周囲にピンキーや小川知子などが映っており、当時の紅白もなかなか懐が深い。
そういえば、会社の同僚のカラオケの持ち歌が「ろくでなし」だったので、今度、「イカルスの星」で対抗しようか。(もう、たまは唄わんぞ。)