『RENT/レント』DVD

kenboutei2006-10-09

部屋の掃除も済ませ、外の快晴の光をカーテンで遮断し、DTS音声で鑑賞。
通算すると今年5度目なので、場面展開の順序も諳んじてきたのだが、ぐっとくる箇所は観る度に変わって、今回は、エンジュルの埋葬の後の喧嘩別れで、コリンズが諌めるところ(「goodbye love」の前半)で、きました。
DVDの画面もクリアで、映画館で観るよりも細部の描写がよくわかった。
そして、特典の2時間のドキュメンタリー、「レント誕生の軌跡」も一気に観た。
ジョナサン・ラーソンの突然の死について関係者が語るところで、こちらも涙。本編はともかく、DVD特典で泣くなんて初めてだ。舞台初演時の映像などもふんだんにあり、このドキュメンタリーだけでも価値がある。
もちろん、映画の未公開シーンも。監督自身のコメントで、カットした理由を語っており、それは一理あるのだろうが、それでも、マークの孤独を語る「halloween」と、マークとロジャーが決別する「goodbye love」の後半についてだけは、是非残しておいてほしかったなあ。まあ、今回ここで観ることができて良かったが。
最後にミミが甦った後、死んだエンジェルを除いたメンバーが再び舞台で横一列になり、エンディングの歌を唄い、その途中で袖からエンジェルが登場し、コリンズの手にタッチしてから、空いている自分のスポットライトの中に入り、みんなで「no day, but today」で終わるという、別のエンディングもあって、これも実に感動的だった。(これは、自分が前に書いた理想のエンディングに近い)
いっそのこと、全部織り込んだディレクターズ・エディションを出してくれたらなあ。それがたとえ3時間になっても、全然構わない。

今も、DVDをかけながらこれを書いているが、こうして気に入った映画をいつでも観られる環境にあるのは、本当にありがたい。