アキバ詣で

アキバへ。混雑を避けるべく、朝9時30分に自転車で出発。開店時刻の10時直前に到着。ちょうど良いタイミングだった。
まずは、上野寄りのリバティー・フィギュア館に入ってみる。食玩やガチャポンのおもちゃだらけ。他にガンダム関連、怪獣などのソフビ、鉄道模型、モデルガンなど。こういう商品だけで、5、6階のビルのフロアを全て埋めてしまうというのも、すごい国だなあ、と率直に思う。
特に食玩は、それぞれ本当に良く出来ていて、江戸時代の根付けを楽しむような文化が、こういう形で発展したのかなとも思った。浮世絵にしてもそうだが、もともと、日本人はオタクだったのだと、改めて思った次第。
最近の食玩は、ヒーローや怪獣だけでなく、歴史的人物や懐かしい時代のスケッチ風のものなど、テーマも多岐にわたり、技と芸が深まっている。ウルトラマンなどの特撮モノも単体にとどまらず、ジオラマとして描写するその表現力は、村上隆よりも強く世界の美術館に紹介したいくらいである。
ここまで色んな世界を描けるのなら、例えば歌舞伎役者シリーズなんかもできないだろうか。團十郎の鎌倉権五郎景政や、海老蔵助六なんかがあったら、真っ先に買うのだけれど。まあしかし、立体のフィギャアで、隈取りをした役者を識別できるように造形するのは、かなり難しいだろうし、そもそも肖像権も含めて実現不可能だろうな。
・・・などと、色々妄想に耽りながら眺めていると、飽きる事がなかった。昼近くまでいて、最後に来月の甥っ子の誕生日プレゼント用に、ウルトラマンのソフビを二体購入。ついでに、最近自分が集め出した、バンダイ食玩の「ウルトラ怪獣名鑑シリーズ」で(ついコンビニで手を出してしまった)、まだ出ていなかったフィギュアを二個、各210円で購入。これでシークレット以外が全部揃った。(30歳以上違う子供と大人で、同じようなモノを買っているというのも、何だか妙なものですが。)
フィギュア館を出て、中央通りを日本橋方面に進むと、アソビットシティがいつの間にかドンキホーテに変わっていた。今ネットで調べると、この4月に閉店したとのこと。全然知らなかった。4月以降も秋葉原には何度か来ていたが、何故かこの辺には寄らずに用事が終わっていた。アキバの変貌するスピードの早さを改めて思い知る。
で、ドンキ。面白そうなので、ちょっと覗いてみた。秋葉原にはちょっと異質な、日用品や雑貨類が山のようにある。もちろん電化製品も置いてあって、スーパーとアキバの電気店東急ハンズが一緒になったような感じ。入ったとたんに強烈に匂う芳香剤の香りは、アメリカのショッピングモールへ来たみたいに感じさせる。とにかく色々なものがあり、これもまた、日本はやっぱりすごいなあ、と変に感心してしまう。外国人と田舎の修学旅行生の定番コースとして最適。
余計なところで時間をつぶして疲れてしまい、ドンキの一階のおにぎり屋で簡単に昼食を済ませ、後は中古DVD館とマック系の店で買い物をし、人混みが激しくなったので退散する。午後2時帰宅。
帰宅後、住大夫の新着CD「沼津」を聴きながらうとうと。夕方プール。