素浄瑠璃の会

国立で文楽浄瑠璃の会。前日は深夜まで飲んでいたため、かなりつらかった。早めに行って当日券の補助席を買い、カフェで仮眠をとって臨んだ。2年前も似たような経験をしていたな。
咲大夫の寺子屋は、全く緊迫感のないものであった。スピードとスリルがなく、声域も狭いので、単調この上なし。
住大夫の『引窓』は、なかなか味わいがあった。直前まで越路大夫のものを聞いていたが、濡髪や母親は、越路より良いのではないのかとさえ思った。
演奏後は、司会者と住大夫、錦糸で義太夫の風の話をしていたが、結構むずかしい内容であった。西風が地味、東風が派手とのことだが、正直言ってよくわからない。