せともの市2011

8月の第一月曜日からの三日間は人形町のせともの市。
この時期は夏休みを一日とり、市をぶらぶら歩き回ることを慣習としてきたが、今年は多少職場環境も変わったので、様子見で(?)休みは取らず、終業後に立ち寄るだけにした。
1日の月曜日、一回りしてもあまり欲しいものはなかったが、電子レンジでも使える三島手の小鍋があったので、990円で購入。あとは、せともの市の度に買っている木製スプーン数本と、そば屋にあるような南蛮入れを二個(これは粉末のお茶を入れるつもり。)
気になったのは、いつも絵唐津を買っている店がなかったこと。年々客も店も減っているのは事実だが、あの店がなくなるのはちょっと寂しい。
帰りはいつもは昼にエスカロップを食べている店で、うまい酒と魚を堪能。
翌日は、終業時間間際になってから俄に発熱し、市は素通りして真っ直ぐ帰宅。そのまま浴衣に着替えてアイスノンを枕に、ひたすら寝る。
3日の水曜日、とりあえず熱は下がったので(知恵熱?)、出社。多少残業したが早めに帰れたので、もう一度市に立ち寄る。
出店の一つに、赤茶色の三島手の中鉢を発見。果物を入れておくのにちょうど良い大きさ。底につけられた値札を見ると5,000円。ちょっと高いと思ったが、鉢の裏側にもつけられていた古い値札は20,000円。そんなに値下げしたのかと善意に解釈し(騙されやすい客だ)、店の主人に鉢を渡すと、一目見て、「1,000円」。聞き間違いかと思い、5,000円札を渡すと4,000円おつりがきた。やはりせとものの値段は、あってなきがごとし。古本屋の世界に似ている。
今日も絵唐津の店はなかった。顔馴染みとなっていた、あのおじさんはどうしたのかなあ。