iPad2入手

iPod touchは、通勤時の産経新聞青空文庫で古典、テキストファイル化された浄瑠璃の床本を大夫の語りを聴きながら読む、などということに使って実に重宝しており、携帯サイズとしても理想的であるので、カレンダーや備忘などの手帳機能(これはもう欠かせない)も含めて今後も大いに活用していくとは思うのだが、例えば国立国会図書館近代デジタルライブラリーからダウンロードしたPDFのファイルを読むには、画面が小さ過ぎるし、YouTubeやビデオなんかも、じっくり観る気にはなりにくい。
ページめくりアニメーションのギミックはともかくとして、1ページの行数を、指でスクロールすることなく読めるような大きさの画面は、必要だ。
それにはやはりiPadが最適と思っていたところに、新機種登場のニュースがあり、軽量化高速化もされていることから、買おうと決めていた。
震災の影響で発売が延期になり、一ヶ月以上経過したのでそろそろではないかとネットを注視していたら、昨晩、本日発売の情報。
午後、アップルストアに並ぶ。
銀座に着いたのは午後1時30分過ぎで、行列は思ったよりも短く、アップルストアの店のブロック内でおさまっていた。最後尾に並んだ直後に、外国人のスタッフからペットボトルのミネラル・ウォーターをもらう。しばらくすると、別のスタッフが、希望する機種を確認し、整理券をくれる。
ほぼ1時間程度で、店に入る。担当のスタッフは、入り口近くの展示テーブルのところで、iPhoneにアダブターをつけた携帯型レジを駆使して、その場でカード決済、商品を渡してくれた。正規のレジに並ぶ必要もなく、極めてスムーズに物事が進むことに感心した。朝から相当数を捌いてきたにもかかわらず、まだ在庫も十分用意してあったようで(他の店では早くに売り切れの情報もあったので、午後の段階ではもう無理かなとも思っていた。)、震災後の影響で盛り上がりに欠けていたとはいえ、さすがにアップルのフラッグシップ店であった。
ただ、店員に促されるままに、2階でセッティングのサービスを受けたのだが、これは自分には不要であり、無駄に時間を費やしてしまった。(わざわざ客に開封の儀式をさせたり、さも貴重品が手に入った喜びを共有化させようとする言説に、内心食傷した。)
その足で、有楽町のビックカメラへ行き、ケースと保護フィルムを買う。この時点で午後3時であったが、ビックカメラでは、既にWi-Fi版は売り切れであったようだ。
帰宅後、まずフィルムを装着し、パソコンのiTunesと繋げる。iPod touch用に入れていたアプリも、ほぼそのままiPad側にインストールされたのは、意外であった。(もっとも、表示画面は携帯サイズとなり、二倍にする設定もあるが、多少ボケる。)
所用があったので外出し、再帰宅後、今もまたいじっているが、もう深夜なので寝なければならない。
明日からゴールデン・ウィーク。至福のひきこもり週間となるのは、間違いなさそうだ。(そのために、行列に並んだのだ。)