アキバのアニメイト

姪っ子(高校2年)の誕生日が近づき、そのプレゼントを探しに、アキバへ。
年末の帰省時に久しぶりに姪に会うと、どうやらアニオタになったのか、修学旅行ではアキバのアニメイトに行ったとか、東京都の青少年育成条例改正について憤慨し、「石原、許せない!」とか言っていたので、ちょっと驚いた。ついこの前まで食べ物の話しかしていなかった女の子だったのに。
で、先週彼女のケータイに、「アキバのアニメイトは近所なので、欲しいものがあったら誕生日にプレゼントするよ」とメールすると、以下のものをリクエストされた。

108ピース 銀魂 沖田総悟 108-371

108ピース 銀魂 沖田総悟 108-371

300ピース 戦国BASARA 伊達政宗 (26x38cm)

300ピース 戦国BASARA 伊達政宗 (26x38cm)

300ピース 戦国BASARA 猿飛佐助 (26x38cm)

300ピース 戦国BASARA 猿飛佐助 (26x38cm)

ジグソーパズル。このうちの一つでよいと言う。どれも1,000円ちょっとの値段。随分遠慮気味だ。高校生へのプレゼントとしても物足りなさすぎるが、まあ、他のものも加えて送ってあげようと、勇んでアキバに足を運んだ。
休日に秋葉原に行くのも久しぶりだったが、アニメイトの場所は知っている。たしか手前にコミック店があり、その隣のはず。
実際行ってみると、アニメイトの看板の手前の角にコミック店「とらのあな」があったので、その店をやりすごし、隣の店に入る。
一階はアニメ雑誌や一般雑誌が置いてあり、目的のものはなさそうなので、二階へ。階段周りの壁にはエロアニメ風のポスターがびっしり貼ってあり、二階フロアもその手の本がある。案内を見ると、同人誌中心で、ジグソーパズルなど置いてそうもない雰囲気だが、とりあえずアニメフィギュアを扱っている四階まで上がる。
それにしても、18禁のエロ漫画だらけ(いわゆる、「青少年性的視覚描写物」や「非実在青少年」だらけ)のこの店に、本当に姪っ子やその同級生たちは、修学旅行で立ち寄ったのだろうか、まあ、「石原、バカ」とか言っていたからなあ、とだんだん訝しさと不安が交錯してきたが、ふとフロアの吊り広告を見ると、「とらのあな」とあった。とらのあなはさっき通り過ぎたのだが・・・と、今一度外へ出ると、この店もとらのあなだった。さっき通り過ぎた角の店はとらのあなのB館で、ここはA館。2店舗続いていて、アニメイトは更にその隣だった・・・。なんとも紛らわしい。(ちゃんと入る時に再確認をしなかった自分が悪いのだが。)
苦笑しながら、隣の店へ。改めてアニメイトの看板とつながったビルであることを確かめる。一階フロアはやはりアニメや一般雑誌が置いてあるが、客も含めた雰囲気はやはり違っていて、ちょっと安堵。修学旅行生も女の子も多い。(とらのあなにも、18歳未満と思われる子がいないわけではなかったが、数が全然違っていた。)
すぐに目的のキャラを扱っているコーナーはわかったが、あいにくジグソーパズルは品切れだった。そこで、関連する商品を適当にピックアップ。
銀魂 和風ブックカバー 沖田総悟

銀魂 和風ブックカバー 沖田総悟

その他、キャラクターのストラップやらクリアファイルなどを購入。
続いて、これも久しぶりのリバティのフィギュア館に立ち寄る。他に同じ種類の食玩を一点。当然ながら中古でキャラの名前もなく袋詰めで陳列されているので、沖田と土方の違いがわかりにくかったのだが、たぶん、これで良いのだろう。
ここでは、自分のオタク心もくすぐられ、自制はしていたのだが耐えきれず、結局特撮関係の食玩も買ってしまった。(こっちの方が高くついた。)
さらにラジオ館に行き、沖田のマグカップを見つけ、購入。
そういえばジグソーパズルはヨドバシに沢山あったなあと思い出し、行ってみると、猿飛佐助だけはあったので、それも購入。
とりあえず、品数は揃ったので(ガラクタの寄せ集め風だが。)、これで打ち切りとした。
午前11時に出発し、目的のものを買ったらさっさと帰って、プールに行こうと思っていたのだが、なんだかんだと歩き回り、帰宅は午後7時、プールにも行かなかった。疲れた。
・・・それにしても、今回初めてアニメイトの店の中を見て回ったが、なかなか興味深かった。
今のアニメ事情やコミック、ゲーム事情には全く疎くなっているが、たぶん、自分が中高生の頃に夢中になっていた心境と、今、ここにきている子供たちの心境に、そう異なる部分はないだろう。キャラの造形や世界観は随分変わっているし、そのセンスに共感できるかというとそうでもないが、こういうものを好きになる気持ちはわかる。
特に田舎から出てきた者にとっては、ここは夢のような場所だと思う。自分が高校の修学旅行で上京した時は、SF雑誌『スターログ』のアンテナショップがあるという、ラフォーレ原宿に行こうとしたが(結局時間切れで探しきれなかった・・・)、今なら当然、アキバに直行していただろう。(そういう遺伝子が、やはり姪にもあったということか。)
とはいえ、やはり40半ばのオヤジが一人で『銀魂』コーナーにいるのは恥ずかしい。修学旅行の集団がゾロゾロと来る度に、そっとコーナーを離れ、ウロウロと歩き回り、彼らが去る頃にまた立ち戻ったりしながら、グッズを選択していた。(男の子同士や女の子同士で、あれこれ品定めをする彼らの会話を聞いているのも、結構楽しかったが。)
途中で外に出ると、ちょうど午後一時で、先週から再開された歩行者天国が開始されるところであった。車両の通行を止めた中央通りの歩道沿いに大勢の人が集まり、開始を待っている状態。自分の目の前にタイガーマスクの仮面を被った男がいた。向こう側の歩道から警官が拡声器で「そこのタイガーマスクの仮面を被った人を前方不注意で職質するように」と指示が出て(「職質」と言ったかどうかはあやふやだが)、別の警官が近づき、タイガーに一言二言、タイガーが仮面をとった頃合に、ホコ天開始のアナウンス。歩道の人が、ぞろぞろと道路に出てきた。
何だか大げさだ。
 
フィギュア館とは別のリバティで、映画のDVDも購入。全部で7,800円。
ショーシャンクの空に [DVD]

ショーシャンクの空に [DVD]

ブギーナイツ [DVD]

ブギーナイツ [DVD]