紀尾井ホール・清元

kenboutei2009-10-29

今年四回目の紀尾井ホールでの『江戸音楽の巨匠たち』だが、今年度としては最初。そして今シーズンが全9回の最後の3回企画。
今日は清元で、初代清元延寿太夫をフューチャー。
いつものように、最初は竹内道敬氏の対談コーナー。今日は渡辺保氏が相手。相手が相手だけに、相変わらず竹内先生の脱線はありながらも、ほぼ時間通りに終わる。
今日の対談では、日本人の声が、最初は低い声(乙)が好まれていたのが、時代が進むにつれ、少しずつ高い声(甲)に好みが移っていくということを、水原弘フランク永井細川たかし小田和正の名前まで出して説明していたのが印象的だった。
個人的に興味のあった初代清元延寿太夫の殺人事件については、当時、通り魔の記録があったことから、富本節一派やその他関係者による背景を持ったものではなく、ただの通り魔殺人だったのかも、というのが、今の竹内説らしい。
音楽の流行50年説も再び(三たび?)紹介していた。
後半は、清元。「柏の若葉」、「保名」、「吉原雀」。「柏の若葉」は、女性の清元だった。「吉原雀」に出ていた三味線の榮三の、厳しく端正な姿勢が印象に残る。
父親と兄が出ていることもあってか、客席には、尾上右近の姿も。立派な体格になったなあ。どことなくブリトニー・スピアーズに似ていると思った。(休憩中はiPod touch、或いはiPhoneで遊んでいた。)