『黒澤明 封印された十年』

読了。

黒澤明 封印された十年

黒澤明 封印された十年

『赤ひげ』から『影武者』の間の、70年代前後の黒澤明不遇の時代を扱った本。『トラ・トラ・トラ!』の降板劇や、自殺未遂など、後から情報として知っていた内容の、リアルタイムな雰囲気がわかって面白かった。
中身の半分は著者自身の経験談なので、少しイライラもしたが、当時の世相を知る上では、それなりに読み応えがあった。