難波弘之とセンス・オブ・ワンダー

先日アマゾンで注文したCDが届く。

意外なことに、期待していたファースト・アルバム『センス・オブ・ワンダー』からの曲は、「アルジャーノンに花束を」と「夏への扉」の2曲だけだった。もっと沢山収録されていると思っていたのだが、「渇きの海」とか「地球の長い午後」など、同じSF小説のタイトルのついた他の収録曲のせいで、つい勘違いしてしまったようだ。(でも、「地球の長い午後」は、三枝成章の曲で、『センス・オブ・ワンダー』制作時の未収録曲だそうだ。)
とにかく、「アルジャーノン」が懐かしい。難波弘之の心もとない歌いっぷりが、何とも言えない心地良さ。もう20年以上も聴いていなかったのに、メロディも歌詞も次々と甦ってきた。昔、あまりに何度も聴いていたせいで、この曲の2番の途中で、レコード針が飛んで、同じフレーズ(「♫でも仕方がないね」)を繰り返したことまで、そのフレーズが来る直前に、突然、思い出してしまった。
この2曲以外は全て初めて聴く。「246四車線胯ぎ」という曲に、能楽の笛方、一噌幸弘が参加しているのに驚いた。
明日からしばらくiPodに入れて聴き込もうかな。
・・・と思っていたら、新しいベスト・アルバムが発売されたことを、ネットで知る。発売日が、DVD『アルジャーノンに花束を』を観て、さっきのCDを注文した日の翌日。何と言う偶然か。
もうこれは、買えと言っているようなものだろう。そんなに高くないから、クリック。
(最近、ありがちな偶然を、都合良く解釈することが多くなったかもしれない。)
それにしても、「センス・オブ・ワンダー」とは、何て素敵な言葉だろう。